米ぬか酵素風呂の特徴
ひとくちに酵素風呂といっても、ベースが米糠(こめぬか)かおがくずか、どのような成分が含まれるかによって特徴があり、期待される効果も異なります。
月のしずくの糠床は、100%の脱脂糠です。肌触り、生成されるビタミンやミネラル、酵素の働きなどから、脱脂糠(精米の時に出る糠から米油を抽出した残りの糠)を使用しています。
米糠には独自の菌が存在し、決まった環境とエネルギー源により代謝・発熱し、有用な物質や酵素を生成します。月のしずくでは、ビタミン・ミネラル・カルシウム・酵素などをブレンドした独自の培養粉末を加えて糠床を攪拌することで(当店では「仕込み」と呼んでいます)、毎日最適な発酵熱でお客様をお迎えしています。
発酵熱により、糠床の温度は60度~70度になりますが、体感温度は40度程度です。お客様が準備をしている間に糠床を掘り、症状を伺いながら温かい糠を患部にかけて保温します(当店では「入酵」と呼んでいます)。
お客様にご満足頂けるよう試行錯誤した結果、当店独自の仕込みと入酵方法を確立し、お客様の自然治癒力を高めるお手伝いをしています。
期待される効果
人間の体は約50兆もの細胞で構成され、これらの細胞を日々更新することで生命を維持しています。この細胞の生命活動を支えているのが酵素です。一つの細胞の中には楕円形のリボソームという物質があり、 その中に何千種類もの酵素が存在しています。人間が呼吸し酸素を補給することで、細胞内の酵素群は酸素添加酵素群となり、細胞の生命活動を活性化できます。
「冷え」は血管を収縮させ、これにより体全体の緊張を招き、自律神経や内臓異常など様々な体の不調を引き起こします。
独自の「仕込み」により、米糠菌の代謝や米糠菌が生成する酵素などの作用でエネルギー源が加水分解され、多量のエネルギーを放出します(分解熱)。その周波数は遠赤外線と等しく、放射的または直接的に皮膚の内側を温め、血液などにより体の深部まで効率よく温めます。
そして「入酵」の際に、スタッフが浴槽内部から取り出した糠は酸化熱となり、分解熱と相乗的に患部を温めていきます。
遠赤外線効果により熱エネルギーはインナーマッスルまで届き、肩こりや腰痛を引き起こす筋肉を緩和させ、自律神経や内臓の動きを正常にします。また、ヒートショックプロテイン(熱ショックタンパク質)の働きにより、異常細胞の修復を促進する効果も期待されます。
特に効果が期待されるもの
酵素浴で全身を温めることで、血行が促進され、新陳代謝が活発になり、以下の効果が期待されます。
①疲労回復:酵素欲により、血行を良くし、新陳代謝を促します。
②運動不足の解消:酵素浴で適度な発汗ができます。
③酵素浴は遠赤外線作用で体内から温まり、血液の流れを良くします。血行が良くなった結果、糖質コルチロイドというホルモンが分泌され、新陳代謝が活発になます。
継続で自然治癒力アップ!
酵素浴を継続ることで、自然治癒力が増すといわれています。
入り方
浴桶に入った酵素培養糠が、自然発酵により60℃~70℃強の熱を発します。入浴者はその中に入って15分間ゆっくりと体を温めます。糠の発する遠赤外線は体の隅々を芯から温め、体内の酵素活動を活性化させる効果があります。
1. ぬか桶までは人目にふれられぬよう、カーテンで個室に仕切られています。
2. ぬかに入り隠すところはを隠していただいた後、 係りの者を呼んで頂きます。
3. お客様の入浴を確認後、係りの者がしっかりとお客様の身体全体を包むようにぬかをかけていきます。
4. 15分の入浴中も何かご用件があれば、お気軽にお呼びください。
5. 入浴後、温かいシャワーにて全身のぬかを落としていただき、衣類を着て休憩所へ。
※衣類は部屋着を持参して頂くことで、なお一層快適に過ごせます。
6. 入浴後はお飲物を用意させて頂きますので30分ほどしっかり休憩を取ってください。この時、体に残ったぬかの熱を逃がさないことも大事です。